●ガチャンと受話器をおいた●

ある商品の問い合わせをした際、親切で丁寧で、とても良い電話対応でした。
すっかり気分を良くした私は、もっと詳しい資料を送ってもらう事にしました。

話の最後、
「ご親切にありがとうございました」と言おうと思ったら「ガチャン」と電話が切れたのです。
私は、「忙しいから早く切りたかったのか・・・」とか「真剣に聞いてくれていなかったのだな・・・」と、そちらで商品を購入するのを止めました。

いくら丁寧な対応をしていても、乱暴に受話器を置いてしまうとそれ迄の苦労が台無しです。最近の電話は性能が良いので、本人が丁寧に置いたつもりでも、相手の耳にはものすごい雑音に伝わっている可能性もあるのです。

不思議な事に電話という物は、「ガチャン」と切れると不快になり、「チン」と切れると好感が持てる物なのだなとつくづく実感しました。