お悔やみ状

お悔やみ状の文章は巻紙に薄墨で書くのが正式です。最近では、便箋に縦書き、薄いインクを使う事が多い様です。

●ポイント●

頭語や前文などは書かず、句読点を省く。
「死亡」「死去」などの直接的な表現は避け、「逝去」や「他界」といった言葉を使う。
「死」が繰り返すことを連想させるような、忌みの言葉(重ね重ね、返す返す、再び、たびたび、繰り返す、またまた)などを避ける。

▼サンプル▼

貴社代表取締役社長○○○○様の他界の由承り 謹んで哀悼の意を表すとともに ご冥福をお祈り申し上げます
ご生前中は ひとかたならぬご厚情を賜わり深く感謝しております
皆様のご哀傷いかばかりかと拝察いたしますが なにとぞお力落としのなきよう お祈りいたします
まずは書中をもちまして お悔やみ申し上げます

といった感じで縦書きに書きましょう。

特に社外へ出す文章は、間違った書き方をすると、「あの会社はいい加減だ」というイメージを与えかねませんので、十分に気をつけましょう。


●電子メールでのお悔やみ●

やむ終えない事情でお通夜や告別式に参列出来ない場合は、できるだけ早く弔電を打ちます。
また、電報なでの短い文では故人への思いを伝えきれない場合があり、最近では電子メールを利用する人もいます。
しかし、遺族が落ち着くまで見てもらえない可能性がありますので、いち早くお悔やみを伝えたい場合には不向きです。


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