楽しく上手に(二日酔いにならない様に)お酒を飲もう


同じ量のお酒を飲んでも気分が悪くなる人、ならない人がいます。
「鍛えればお酒は強くなる」と思っている方がいるかも分かりませんが、それは大きな誤解です。お酒が強いかどうかはアルコールの毒成分「アセトアルセヒド」を分解する酸素の活性によって決まります。

お酒に強い人は、肝臓にあるアルデヒド脱水素酸素の活性の高い人です。アセトアルデヒド脱水素酸素活性度は遺伝的に決定されているので、残念ながら頑張ってお酒を飲む訓練をしても活性度が上がることはありません。

飲み過ぎを防ぐには、日頃のお酒の周り具合で自分自身のアセトアルデヒド脱水素酵素の活性度をある程度知る事です。
体が危険信号を出しているのになお、お酒を飲み続けると感覚が麻痺し、酔いの気持ち悪さを一瞬忘れてしまいます。これがアルコール依存症への第一歩とも言われています。

どこまで飲むと気分が悪くなる、二日酔いになるのか分かれば自身で調節できるはずです。

●お勧めのおつまみ

フルーツ
ビタミンCにはアセトアルセヒドの毒性を弱める働きがあります。また、糖質はアルコールの分解を助けてくれます。

お刺身・小魚・豆腐
タンパク質は肝臓の機能を高め、アルコールの代謝を促進してくれます。

野菜類
ビールに欠かせない枝豆もたんぱく質豊富でお酒との相性も抜群です。

これってうそ?ほんと?

お酒を飲む前に牛乳を飲むと胃に膜を作ってくれるので悪酔いをしないって本当?
牛乳に含まれる乳脂肪がアルコールの吸収量を遅らせ、タンパク質がアルコールの代謝をよくします。胃に膜を作る為ではなく、アルコールが回らない様に途中で牛乳を飲むのは、悪酔い防止に良いでしょう。


 HOME BACK